2020.09.01

ファゴット 今井潤子先生

こんにちは。ファゴット講師、奏者の今井潤子と申します。

先日、自粛期間が明け、久しぶりにコンサートに出演させていただきました。
私はやっぱり、人前で演奏する事が好きなんだなと実感しました。
なかなか積極的にコンサートを開催するのが難しい時期ではありますが、細々とでも
演奏活動を続けていけるようにがんばっていこうと思います。

さて、実はそのコンサートではちょっと面白い楽曲を演奏しました。
仲間の作曲家が作ってくれました、その名も「ファゴット解体新書」!!

最初は組み立て上がった状態のファゴットを吹き、徐々にベル、ロングジョイント、
ブーツジョイント…と外しながら最後はリードのみで演奏するという、
楽器紹介の意味合いもある楽しい曲でした。

中途半端な状態の楽器を吹いたことありますか?
フルート奏者の方は、もしかしたら最初は頭部管だけで音を出してみたり、
金管楽器の方はマッピだけで音階を練習したこともあるかも知れませんね。

ファゴットは、分解すると部品も多いので、色んな状態が楽しめます(笑)。

組み立て途中で音を出すと、本来の運指で正しい音が出なかったり、
響きが全然違っていたり、物理的なバランスが変わって持ち難かったり、
なかなか興味深い現象が起こります。

楽器に慣れていない人がそれをやってしまうと、訳が分からなくなる可能性も
否めませんのでおすすめはしませんが…。

ちょっと普通の練習に飽きてしまったアナタ!(笑)
自分の楽器とより仲良くなるために(?!)、色んな状態の楽器を吹いて
遊んでみては如何でしょう?

そう、「音楽」しましょう!!

※遊んでみた結果についての苦情は一切受け付けておりません。

 

今井潤子