2023.02.28

サックス 西田早希先生

3月の音楽院日記を担当いたします、サックス講師の西田早希(にしださき)と申します!
普段は関東を拠点としておりますが、出身が関西ということもあり、演奏活動のために西へ行ったり東へ行ったりしております。

昨年の後半辺りからは、感染症の影響も徐々に落ち着き?を見せており、演奏会やイベントも至る所で開催されるようになってきましたね。
以前のような活気が少しずつ戻ってきたように感じられ、嬉しく思います!

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突然ではございますが、皆さまは最近”CD”などで音楽を聴かれますでしょうか?

近年、Apple MusicやSpotifyといったサブスクリプション(サブスク、とよく呼ばれますね)の普及により、定額料金をお支払いすれば様々な曲が聴ける!ということが当たり前となってきました。
今ではCDを再生できる機器を持っていない、という方も多くおられるようですね。

私が高校生、大学生の頃はまだまだCDが現役だったので、クラシックやポップスのCDを買ったり借りたりして、パソコンからiPodに入れて、移動中はずーっと曲を聴き続けたりしていました。笑

クラシックだと、同じ曲でも違う奏者が演奏しているのを順に聴き比べたりもしていました。
こっちの奏者はスタイリッシュだなあ、とか、こっちの奏者の方が音色は好みだなあ、と…色々と考えながら聴き続けるのが楽しかったです。

また、その積み重ねで「自分がどんな音を出し、どんな風に演奏したいのか?」という自問自答を知らずのうちにしており、自身の演奏の方向性や個性が深まっていったようにも思います。

コンサートにはなるべく足を運び、”その場でしか味わえない”生の演奏に触れることを大事にしてはいましたが、それと同じくらい”いつでも同じモノが聴ける”録音物も聴き込んでいました。

前まで好みだったものがいつしかそうではなくなったり、逆にあまり魅力のわからなかったものが「こんなに素敵だったとは!」と思えたりすることもあります。
そういった時は、自身の見えている世界が広がったように感じて嬉しくなります。

サブスクやYouTubeなどで海外の方々の演奏も簡単に聴くことができる今、10年前には存在していても出会えなかったアーティストや、多くの録音に触れられることが増えました。
なんと素敵な時代になったのだろう…と日々感じています。

皆さまもぜひ、ご自身の演奏や創造の参考にいろんな音楽を聴いてみてくださいね!
きっと世界が広がることと思います。

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そして、少しだけ宣伝をさせてください…!
私が所属しているグループ、「NOK Saxophone Quartet(ノック サクソフォン カルテット)」のCDも各サブスクやYouTubeで聴くことができます!

1st Album『KNOCK!!』 -収録曲-

①A.グラズノフ作曲の《弦楽四重奏曲第3番「スラヴ」》
原曲は弦楽四重奏ですが、サクソフォン四重奏で演奏しております。
4楽章形式で、色彩感のあるとても美しい作品です!

②G.ラゴ作曲の《シウダデス》
オランダのサクソフォン奏者によって書かれた作品で、シウダデスとは「都市」という意味になります。
現在は6曲から成る組曲のような形になっていて、曲ごとに国名(都市名)がついており、なんと日本の《東京》もあります!
邦人によるCD収録は、実は私たちが初めてとなりました。
曲ごとのカラーが強く、面白い作品です!

③小前奏人作曲の《KNOCK!!》
同級生の作曲家、小前奏人さんによる私たちのオリジナル作品です。
各奏者のイメージが反映されたようなメロディーが紡がれ、明るい雰囲気の曲となっています!
いろんな機会に演奏している、私たちの大切な作品です。

よろしければぜひお聴きいただけると嬉しいです!
詳しくはこちらをご覧ください。
【NOK Saxophone Quartet ホームページ】
https://noksaxophonequarte.wixsite.com/noksaxophonequartet

 

ここまでお読みいただきました皆さま、誠にありがとうございました。

近頃は厳しい寒さの日もあれば、翌日には春の陽気を感じるような日がやってきたり…と寒暖差も大きいので、皆さまどうかご自愛くださいませ。

 

サクソフォン 西田早希