2018.11.19

11月担当 チェロ高橋先生

先日「楽器フェア」に足を運んでみました。

日本中の楽器屋さんが集結し、凄い数の新作楽器が並んでいました。

来場者も会場いっぱいで 熱心な弦楽器ファンがこんなに沢山いらっしゃることに驚きました。 イタリア クレモナ在住の楽器製作者の友人も出店していました。

彼は日本に帰国する度に その年の新作チェロを弾いてみてほしいと 会いに来てくれます。 今年の作品は 先月10月に生まれたばかりとのこと、フレッシュな音で魅力的でした。 新作は 可能性を期待し 成長過程を見ていくのも楽しいですし、オールドは年季の入った説得力で 演奏者に色々な息吹をもたらしてくれます。

オールドと新作の両方の魅力を 曲や会場によって使い分けている方もいらっしゃいます。

私の愛用楽器はオールドチェロ。 師匠 毛利伯郎先生から譲り受けました。 ジューシーで奥深い音色、華やかな広い表現力、顔、全て惚れ込んでいて その愛おしさは年々増していく一方。

私が何処に行くにもずっと一緒に連れ添ってくれています。 と言うか、連れ回しています 笑

演奏旅行のお仕事の時は勿論、留学中のヴァカンスに イタリアやフランスを旅して回った時、過酷な旅も背負って歩いて連れ回しました。 もはや 身体の一部。これからも色々なところにご一緒するでしょう。 今年の最後は名古屋に。

それでは 今年も12月を残すばかりですが、皆さまも充実した幸せな時間を過ごされますよう。

 

チェロ講師 高橋 泉